皆様、こんにちは。M&A、事業承継、フランチャイズ店舗(多店舗展開)、商品企画、補助金、融資など付加価値をあげ企業価値を高める相談を承っております、埼玉県川口市在住の経営コンサルタント(中小企業診断士)の小原です。
連休明けに一次締め切りがありましたが、今回の一次募集についての感想を記載いたします。
応募数は多いのか
事業再構築補助金の第1次募集が締め切られましたが、本来の4月末から5月7日に締め切りが伸びたことは皆さまご存じかと思います。要はサーバーがダウンしたことで、繋がらない状態に陥ってしまったことがその要因かと思います。何ともの情けない結果かと思います。何故なら、この電子申請方式に変えてから最終日に集中することは既に分かっていたからです。にもかかわらず同じ失敗を繰り返すなんて残念です。これでDXと言っているなんて・・・です。
さて、応募数の件ですがどうも多いように感じられます。具体的な数値が発表されるわけではないのであくまで推測になりますが、受付番号は発行されており、そこから推察するに「もの補助」に比べると多いと考えられます。従い競争率は高いのではないでしょうか。
さて、応募数の件ですがどうも多いように感じられます。具体的な数値が発表されるわけではないのであくまで推測になりますが、受付番号は発行されており、そこから推察するに「もの補助」に比べると多いと考えられます。従い競争率は高いのではないでしょうか。
中身のレベルはどうなのか
応募者数は多いと考えている中で、応募された各申請書の中身はどうかということですが、正直なところ判りにくいといったところです。何故かというと、今回の公募要領を見ると、余りに要求事項が多く、果たしてこの条件をしっかり網羅し書ける方がどれほどいるか?極めて疑問を持たざるを得ないといえるからです。私が目にした案件を見ても、「とにかくどう書いていいかわからない」という方が大半でした。やりたいことは決めたが、それをどう整理していいか判らず、路頭に迷い相談に来るといった具合です。また、やることが決まっていると言っているにも関わらず、実際話を聞いてみるとブレていることも多く、この補助金は極めて難解な第1次募集だったと言えます。
採択率はどうなるのか
恐らく今回は個人的見解として、低いのではと思っています。ただし過去の「もの補助」では最初の募集の採択率は9割近くありましたから、今回も9割いくとも考えられ、そのように考えている仲間の専門家もおります。経済産業省としても、初めての補助金であり、恐らく試行錯誤であり、相当悩まれるのではないでしょうか。そう考えると、第2次はもう少し明瞭な公募要領、審査基準が示されることを期待したいと思います。
その準備を皆さんも今からして頂き、来る2次公募に備えていきましょう。
その準備を皆さんも今からして頂き、来る2次公募に備えていきましょう。